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オルタナティブにいきたい。

取り留めのないことを取り留めなく書き留めるブログ

イコールで繋いで。

ブログ

この間、ぼんやりと数学の移項のことを考えてた。

 

もはや自分で見ても「なんだそれ」って思っちゃう書き出し過ぎてよく分からない。何きっかけでそれを考え出したのかもよく覚えてないし、それをブログに書こうと思う神経も神経である。

 

でもまぁ聞いてくれ。これを読んでるなら少しの間付き合ってくださいな。

 

移項ってさ、

 

 x+3=y

 

っていう式があって、「x=~」って形にしたいって時に、「+3」を右に移動させると符合が「+」から「-」になりますよって話じゃん。

上の式で言ったら、

 

 x+3=y → x=y-3

 

になるわけじゃん。

これさ、なんで符号が「+」から「-」になるの?って言ったら、

 

 x+3=y

x+3-3=y-3

→x=y-3

 

っていう感じで、両方から3を引いて「x=~」の形にしたからじゃないですか。

これって、イコールの両側に同じ数足したり、引いたり、掛けたり、割ったりしても同じ数だからできることじゃん。いや当たり前のことなんだけど。

でもさ、普段計算するとき、例えば

 

 5+3=8

 

って左から順に書いていくと、「5に3を足した結果、8になりましたよ」っていうのをこの式で表している気がしません?要は「イコール」が「その結果」という意味であるかのような。

でも実際イコールって、「同じものですよ」っていう意味でしょ?

となるといままで「その結果」っていう感じでイコールを使ってると「両方に同じ数足しても引いても同じ数ですよ」っていう説明ってイメージし辛いよねって思ったんですよ。

 

こうやってね、

 

思ったこと書いてみるとね、

 

全然そんな事ねぇなって。

 

自分で読み返しても「なに言ってんだこいつ」状態なんだけど、とりあえず思ったことを最後まで書くね。

 

むかし、「日本の学校では『5+3=』っていう感じで問題が出るけど、外国では『□+3=8』っていう風に問題が出てて、考えるのがちょっと楽しくなるよね」っていうCMやってたじゃないですか。

これって、日本の場合「5と3を足したらどうなりますか」っていう問題だけど、外国だと「3と何を足せば8と同じになりますか」って問題じゃん。

つまり外国の問題の出し方の方が、ちゃんとしたイコールの意味になってて、後々の勉強に差し支えないようになってるんじゃないかと思ったわけですよ。

 

思ったわけなんです。

 

 

 

 

いやなんか、考えてた時は俺スゲーこと発見したわって思って、ちょっとこれ書き残しておこうっていうくらいテンション上がってたんだけど、どうしようもねぇな。

オチはないです。終わりです。駄文を読んでくれて本当にありがとうございました。

今度はぜったいに見破らせない。

読書感想 桜庭一樹

桜庭一樹砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』読み終わりました。記事タイトルは本作の主要人物の1人、海野藻屑のセリフから拝借。

普段外で読むときには必ずブックカバーをかけるんだけど、この本の厚さに合うカバーがなかったので、古本で買った証の値段シールもむき出しにして読んでた。いや、それがダメなわけじゃないけど、何故か読んでる本が何の本なのかをあまり周囲に知られたくないんだよね。ケータイの画面みたいな感じで。でもこの本は綺麗な表紙なのでいっか、って感じで電車の中で読みました。

 

 

※一応ネタバレ注意でオナシャス

 

 

桜庭和樹『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』 

 

2月下旬頃、久しぶりに古本を漁っていたら、『半分の月がのぼる空』のリメイク版文庫が全4冊それぞれ100円で置いてあった。「これは買わなきゃ!」と飛びついたら、どうやら100円のは3冊買うと200円になるそうで、4冊という事はあと2冊買った方が得なんじゃないかと貧乏性丸出しにして品定めしていたんだけど、これがなかなか決まらない。んじゃあせっかくだから今までと毛並みが違いそうな本を買おうと思い、この本にした。ちなみにもう1冊はレッドデータガールの1巻目。

まぁ今まで通常前後の厚さがある本を読んでたから、ちょっと薄いのを入れて小休止というか、リフレッシュさせるような気持ちと、今このぐらいの本を読んだらどれくらいの時間で読めるのかをちょっと試したいという気持ちがあった。だけど初めてこの作家さんを読んだので、文体に慣れないところもあって思ったほどの速さでは読めなかった気がする。それでもページ数がページ数だから普段よりは短い時間だったけど。

 

ストーリーは2人の女子中学生の話。家庭環境から早く社会に出て”実弾”が欲しいと考えている主人公・山田なぎさのクラスに、有名ミュージシャンの娘で美人だけど言動が異常な海野藻屑が転校してくる。最初は邪険にしていたなぎさだけれど、それでも付きまとう藻屑に次第に心を開いていく。そんな2人の1か月間に起きた出来事が語られている。

200ページにも満たない物語だったけど、なかなか読みごたえがあってしっかり引き込まれた。冒頭でとある事実が綴られるため、それが果たしてどういうことなのか、そこに至るまでどういう経緯があったのかっていうのは常に「知りたい」と思いながら読むことが出来た。それがあるせいか、なぎさが藻屑を理解していく様子や、だんだんと雲行きが怪しくなる展開を楽しめた。

ただ、青春文学と銘打っていることや、主人公たちが中学生であることから、感情移入がしにくかったところも多々あった。言い回しというか砕けた表現で中学生という視点を演出しているなとは思えたけど、文章にして読むと違和感があるな、とか、申し訳ないけど特になぎさの兄には苦手な印象を持ってしまった。

 

でもこれを読もうと思った当初の目的を考えてみれば、ぴったりの小説だったんじゃないかと思う。他の作品で面白そうなものあればまた読んでみたい。

チェンジです。気に入りません

伊坂幸太郎 読書感想

伊坂幸太郎『モダンタイムス』上巻、下巻ともに読み終えました。数年前に上巻を読み終えてから下巻を放置していて、そろそろ下巻を読もう、それなら上巻も読み直して思い出そうと思ったので上巻は再読です。でも何だかんだでやっぱり忘れているところもあったので、再読と言えども思い出しながら楽しみました。

記事タイトルは作中に登場する小説、『苺畑さようなら』から拝借。このセリフの全文はストーリーの核にすごく近づいていると思うので、大事なところをそぎ落としています。ギリギリ。めっちゃギリギリ。

 

伊坂幸太郎『モダンタイムス』

 

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

モダンタイムス(上) (講談社文庫)

 

  

モダンタイムス(下) (講談社文庫)

モダンタイムス(下) (講談社文庫)

 

 

雑誌『モーニング』で連載されていたという事もあり、一定の間隔で展開が変わっていくような印象でした。あっちの問題、こっちの問題、そしてまた別の、という感じで少し一貫性に欠けるような感覚。それも下巻に収録されている文庫版あとがきを読んで「あぁ、なるほどな」となりました。伊坂幸太郎がこの作品で掲げたテーマと、連載という形でのストーリー展開がマッチしていたのではないかと思います。

前々回読んだ『陽気なギャング~』では、4人に対して「次はどんな風に問題を解決していくのだろう」と傍観者の立場で期待しながら読めたのに対して、こちらは一緒になって謎を追っていく気分を味わいました。一体どうしてこのようなことが起きるのか、誰を信じて誰を疑えばいいのか、彼が伝えようとしたことは何だったのかなどなど。分けも変わらず巻き込まれる状況に目まぐるしさを読みながら共に体験しているようでした。

ただ、『モダンタイムス』と世界観を共有している作品の『魔王』を読んだ後からすると、その繋がりこそあれどもっと色濃くあって欲しかったな、と少し残念でした。いや、重要な部分でもしっかり関わってはいるんだけれど、匂わすだけ匂わせといた伏線の活用も思ったほどなかったかなぁ…と本編を読み終わったときには思いました。ただ、それも文庫版あとがきに綴られた本作品のテーマを知れば仕方ないことかもしれないです。

そうはいっても、展開が多いので様々な要素で楽しめる作品だったと思います。前回読んだ伊藤計劃の『ハーモニー』がSF的な未来の話に対して、この『モダンタイムス』も近未来の話だったので、その類似点や相違点を見つけてみたりしていました。記事タイトルで使ったセリフ以外にも印象に残るセリフが出てきてるので、日常で使ってみたい。多分使えないだろうけどなっ!

愛なんてまっぴらだ。

読書感想 伊藤計劃

伊藤計劃『ハーモニー』読み終わりました。記事タイトルは作中の主人公と父親の再会シーンから拝借。毎回この記事タイトルにする文章を決めるときに、ストーリー上重要過ぎず、かつストーリーを象徴してるものを探すんだけど、そんな都合のいいものすぐに見つけられなかったりする。あれかなぁ、読解力ハンパない人とかは読んでる最中に「これだ!」って見つけられたりすんのかな…たまに迷い過ぎてよく分かんないところを拝借しちゃうんだよね。

 

※一応ネタバレ注意です。

 

伊藤計劃『ハーモニー』

 

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

ハーモニー〔新版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

 

ちょうどアニメ映画が公開されている時期だったので、『虐殺器官』のように中古では見つからず新版で購入。しかもあの、販促の帯が帯どころかカバーになってるバージョンなので、通常の真っ白な表紙から盛り込まれようがハンパないですね。まさに作中で語られた「至るところに広告」みたいなのの一部が意図せずここに現れているようです。そんなことないか。

前回の『虐殺器官』で上手く言える自信がないと半ば匙を投げたような感想を書いてしまったので、ハーモニーをちゃんと楽しめるだろうかという懸念もあったんだけど、予想以上に面白かったです。ハーモニーを読んだおかげで『虐殺器官』を読んでおいて良かったな、って思えるくらい。

舞台はおそらく『虐殺器官』から見て未来の世界。大きな世界的混乱を経た後に人類は大規模な福祉厚生社会を実現させ、自らの健康状態を外注で管理させることにより病気にかからない生活を送れるようになった。人々はみな社会に必要なリソースであるという認識を強め、みなが隣人を思いやる調和のとれた世界の中で、それを是とせずデット・メディアで知識を蓄える少女・御冷ミァハに同じように世界に違和感を感じていることを見抜かれ、彼女に憧れを抱くようになる霧慧トァンの物語。

いやもう、世界がこんなにも優しくて、死への恐怖も最大限取り除かれた世界が実現したのなら何も文句はないと思いそうなもんだけど、全然そうじゃないんだね。そうやって人々の生活が保障されていけば行くほど失っていくものとか、それを苦痛に感じる人の存在とか、どこまで行っても完璧な世界はないんだなぁと。

初めから世界に異を唱えてたミァハの真の目的とか、序盤のカリスマ感というかトァンがこれでもかと言うほど持ち上げるから、「えっ、そっちなの?」って思わされた。こんな世界粛清してやる!という意気込みがまさかそっちとは。

あともう一つやられたのは文章に盛り込まれたタグ。章題は定義付けされてるし、各章の冒頭は必ずetmlっていう、htmlみたいな感じで始まってるし、ストーリーが進む中でも感情の描写が入るときにはそれを現す言葉のタグで囲まれてたり…未来感がよく演出されてるなー、凝ってんなぁとか思ってたらそういう事だった。

読了後はもう何とも言えない気持ち。救われたのか救われなかったのか、そもそもどうなればよかったのか、答えなんて出るはずのないのに思考だけがぐるぐる回っちゃうような、そんなふうに心を奪われた作品でした。絶対好みが分かれるねこれ。俺は作品のテーマもろともすごい好き。

 

3月にハーモニーの映画発売&レンタル開始らしいですね。読んでる最中にツイッターで誰か一緒に観ようとか言ってたけど、これは人と見れる映画なのかどうなのかちょっとよく分かんなくなってきましたね。でも誰か一緒に観よう。出来ればタバコ吸えるところで。

宴もたけなわですが

伊坂幸太郎 読書感想

かんっぜんにアクセス数落ち着きましたね。通常営業再開です。

今までブログ書くまでに読んだ本を1つの記事に大体2冊くらいまとめて感想書いてたけど、カテゴリーごっちゃになったりするんで頑張って1記事1冊にしてみます。べ、べつに記事数稼ぎたいとかそんなんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!

 

ということで、伊坂幸太郎『陽気なギャングの日々と襲撃』、読み終えました。記事タイトルは本書のボーナストラック『海には、逃がしたのと同じだけのよい魚がいる。』から拝借。巻末に収録された30ページほどの短編ながら、4人がそれぞれの特技を生かした善行が綴られていて、これもまた面白かった。

  

伊坂幸太郎『陽気なギャングの日々と襲撃』 
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

 

第1章で陽気なギャングである4人の銀行強盗の一人一人の短編から始まり、それらで語られた内容が重なって第2章以降の物語が進んでいく。著者いわく、「短編を書いていたけど、この作品は4人がわいわいがやがややるべきだと思った」からであるらしく、そのためかやっぱり4人のやり取りを読むのが面白かった。一人ずつに焦点を当てた短編も面白かったんだけど、それが一冊通して続くより集合したほうがしっくりくるなぁという感じ。

今回は銀行強盗をした後に人助けをするという、良い奴らなのか悪い奴らなのかよく分からなくなるような話なんだけど、そのどちらにしても4人の絶妙な連係プレーが発揮されている。嘘を見抜ける成瀬、正確な体内時計を持つ雪子、スリの天才久遠というある意味超人的な能力を持っている3人の中で、口うるさい演説担当の響野は能力なのか?と思いたくもなるけど、この銀行強盗たちの「陽気な」部分の大半を担っているのが響野のような気がするので、やっぱり外せない人物。

そんな4人のやり取りと一緒に進んでいくストーリーもまた、短編で語られた伏線を次々と回収していくので読んでて気持ちがいよい。登場人物たちの会話とストーリー両方のテンポの良さでサクッと読んでしまった印象です。実は前作の『陽気なギャングが地球を回す』が面白かったので、「次がもし微妙だったらショックだな…」と恐る恐るで読んだんですが、まったく心配なかったですね。杞憂でしたね。

 

『陽気なギャング』シリーズの新作が去年の10月に出たらしいので、それもいずれ読みたいですね。新書で買ってもいいんだけど、1ページに2段になってるのってまだちょっと抵抗あってしまうんすよね…昔『空の境界』読んだ時は頑張った気がする。まぁあれは2段どころか当時の俺の頭で内容を理解しようとするのにも頑張ってたけども。

 

そういえば『空の境界』も結構前に文庫本化してるんだっけ。気が向いたら買って読み返そうかなぁ。