オルタナティブにいきたい。

取り留めのないことを取り留めなく書き留めるブログ

宴もたけなわですが

かんっぜんにアクセス数落ち着きましたね。通常営業再開です。

今までブログ書くまでに読んだ本を1つの記事に大体2冊くらいまとめて感想書いてたけど、カテゴリーごっちゃになったりするんで頑張って1記事1冊にしてみます。べ、べつに記事数稼ぎたいとかそんなんじゃないんだからね!勘違いしないでよね!

 

ということで、伊坂幸太郎『陽気なギャングの日々と襲撃』、読み終えました。記事タイトルは本書のボーナストラック『海には、逃がしたのと同じだけのよい魚がいる。』から拝借。巻末に収録された30ページほどの短編ながら、4人がそれぞれの特技を生かした善行が綴られていて、これもまた面白かった。

  

伊坂幸太郎『陽気なギャングの日々と襲撃』 
陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

陽気なギャングの日常と襲撃 (祥伝社文庫)

 

第1章で陽気なギャングである4人の銀行強盗の一人一人の短編から始まり、それらで語られた内容が重なって第2章以降の物語が進んでいく。著者いわく、「短編を書いていたけど、この作品は4人がわいわいがやがややるべきだと思った」からであるらしく、そのためかやっぱり4人のやり取りを読むのが面白かった。一人ずつに焦点を当てた短編も面白かったんだけど、それが一冊通して続くより集合したほうがしっくりくるなぁという感じ。

今回は銀行強盗をした後に人助けをするという、良い奴らなのか悪い奴らなのかよく分からなくなるような話なんだけど、そのどちらにしても4人の絶妙な連係プレーが発揮されている。嘘を見抜ける成瀬、正確な体内時計を持つ雪子、スリの天才久遠というある意味超人的な能力を持っている3人の中で、口うるさい演説担当の響野は能力なのか?と思いたくもなるけど、この銀行強盗たちの「陽気な」部分の大半を担っているのが響野のような気がするので、やっぱり外せない人物。

そんな4人のやり取りと一緒に進んでいくストーリーもまた、短編で語られた伏線を次々と回収していくので読んでて気持ちがいよい。登場人物たちの会話とストーリー両方のテンポの良さでサクッと読んでしまった印象です。実は前作の『陽気なギャングが地球を回す』が面白かったので、「次がもし微妙だったらショックだな…」と恐る恐るで読んだんですが、まったく心配なかったですね。杞憂でしたね。

 

『陽気なギャング』シリーズの新作が去年の10月に出たらしいので、それもいずれ読みたいですね。新書で買ってもいいんだけど、1ページに2段になってるのってまだちょっと抵抗あってしまうんすよね…昔『空の境界』読んだ時は頑張った気がする。まぁあれは2段どころか当時の俺の頭で内容を理解しようとするのにも頑張ってたけども。

 

そういえば『空の境界』も結構前に文庫本化してるんだっけ。気が向いたら買って読み返そうかなぁ。